
子育てをしていると、「どうして今なの?」と思わず空を見上げたくなる出来事がたくさんあります。
その中でも、私が毎日のように遭遇するのが、
「追撃の洗濯物問題」。
きっと全国のお母さんたちも、一度は経験しているのではないでしょうか。
朝の忙しい時間。
家族の朝ご飯を片付けて、子どもの支度を手伝って、ようやく洗濯物を集め終えます。
洗濯機の中へ入れて、洗剤を入れて、柔軟剤も忘れずに。
蓋を閉めて、
「スタート。」
ピッ。
その瞬間です。
まるで待っていたかのように聞こえてくる声。
「ママー!」
嫌な予感しかしません。
そして次の一言。
「これも洗ってー!」
……なぜ。
なぜ今なの。
あと30秒早ければ、一緒に洗えたのに。
どうしてスタートボタンを押した音が聞こえた瞬間に思い出すのでしょう。
子どもだけが知っている不思議なタイミング
不思議なことに、洗濯物は洗濯機を回している間には持ってきません。
スタートする前にも持ってきません。
必ず、
「押した直後」。
このタイミングだけは、驚くほど正確です。
学校へ行く直前に見つかった体操服。
泥だらけの靴下。
昨日脱ぎっぱなしだったパジャマ。
ポケットから出てきた給食袋。
「ママ、これ忘れてた。」
いや、忘れていたのは君なんだけど…。
そんな言葉は飲み込んで、
「あぁ、そうなんだ。」
と笑顔を作る自分がいます。
心の中では少し泣いていますが。
「もう一回回す?」という究極の選択
ここでママには究極の選択が待っています。
もう一度洗濯機を回すのか。
次の洗濯まで待つのか。
それとも手洗いするのか。
どれを選んでも、少しだけ損をした気分になります。
朝は時間との勝負です。
一回洗濯が遅れるだけで、干す時間もずれてしまう。
天気が悪い日なら、乾く時間まで変わってきます。
だからこそ、
「今じゃなければよかったのに。」
と思ってしまうんですよね。
ママ友に話したら、まさかの全員一致
ある日、この話をママ友とのLINEグループで話してみました。
すると返ってきたのは、
「うちも!」
「毎日それ!」
「洗濯機の前で待機してるんじゃない?」
「絶対タイミング見てるよね!」
と、共感の嵐。
この現象。
いろいろ試したけれど…
もちろん、対策も考えました。
「洗濯するものない?」
と事前に聞いてみる。
「あと5分で洗濯機回すよ!」
と予告してみる。
「忘れ物ない?」
と何度も確認してみる。
でも結果は…。
「ママー!これもあった!」
やっぱり来ます。
もうこれは子どもの能力なのかもしれません。
洗濯機が動き始める音を聞くと、記憶が呼び覚まされる特殊なセンサーでも付いているのでしょうか。
そう思いたくなるくらい、不思議です。
パパに話すと…
以前、この出来事をパパに話したことがあります。
「また洗濯機を回した瞬間に持ってきたんだけど。」
すると返ってきたのは、
「あー、あるある。」
……あるあるじゃないんです。
その一回の洗濯を逃した時の絶望感。
もう一度回すか悩むあの数秒。
洗濯スケジュールが崩れるあの焦り。
それは毎日洗濯を担当している人にしかわからない、小さなストレスなのです。
もちろん悪気がないことはわかっています。
子どもは汚れたから洗ってほしいだけ。
パパも共感してくれようとしているだけ。
でも、ママの心の中では、
「今じゃなければ…!」
という気持ちが渦巻いてしまいます。
最近は少し考え方を変えました
以前は、
「なんでもっと早く言ってくれなかったの!」
と思っていました。
でも最近は、
「あぁ、また来たね。」
と笑える日も増えてきました。
もちろん毎回ではありません。
忙しい朝は今でも余裕がなくなることがあります。
それでも、
子どもはわざとではない。
「今気づいた。」
「今思い出した。」
ただそれだけなんですよね。
そう思うと、少しだけ肩の力が抜けます。
今日も全国で始まる「追撃の洗濯物」
きっと今日も全国のどこかで、
洗濯機のスタートボタンが押された瞬間に、
「ママー!これ洗って!」
という声が響いているのでしょう。
そして全国のお母さんたちが、
「えぇぇぇぇ!」
と心の中で叫びながら振り返っている。
でも、それもきっと子育てが終われば笑い話になります。
「あの頃は洗濯機を回すたびに追撃が来たね。」
そんな日がいつか来るのでしょう。
だから今日も、もう一度だけ洗濯機を回すお母さんへ。
本当にお疲れさまです。
洗濯物は終わりがありません。
でも、お母さんの頑張りもちゃんと家族に届いています。
そして明日もきっと…。
スタートボタンを押した瞬間に、
「ママー!これもお願い!」
そんな声が聞こえてくるのかもしれません。
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