【栄養バランス VS 子どもの好み】今日も食卓で繰り広げられる終わりなき戦い

モヤっとあるある

「今日の晩ご飯、何にしよう。」

子育て中のお母さんなら、この言葉を頭の中で毎日何度もつぶやいているのではないでしょうか。

朝ご飯を片付けた頃には、もう夜ご飯のことを考えている。

スーパーへ行けば、夕飯の献立を思い浮かべながら売り場を歩く。

お昼ご飯を食べながら、「夜は何にしようかな」と考えている。

料理を作る時間よりも、献立を考えている時間の方が長い気がする。

そんな日も珍しくありません。

そして子育て中の家庭には、多くの場合、避けて通れない大きなテーマがあります。

それが、

「栄養バランス」と「子どもの好み」の両立問題です。

野菜をしっかり食べてほしい。

たんぱく質もきちんと摂ってほしい。

成長期だからこそ栄養バランスは大切にしたい。

でも現実は、そんなに簡単ではありません。

子どもが好きなのは、唐揚げ、ハンバーグ、カレー、オムライス。

野菜たっぷりのおかずを作っても、見ただけで箸が止まることもあります。

「これ、いらない。」

「野菜入ってる?」

「今日のご飯これなの?」

そんな言葉に、心の中で小さくダメージを受けた経験のあるお母さんも多いのではないでしょうか。

母の努力が詰まったハンバーグ事件

先日、我が家でもこんな出来事がありました。

その日は少し時間に余裕があったこともあり、栄養バランスをしっかり考えたハンバーグを作ることにしました。

ただのハンバーグではありません。

ひじきを混ぜ込み、豆腐を入れてふんわり仕上げ、さらに細かく刻んだ玉ねぎや野菜をたっぷり入れる。

子どもには気づかれずに栄養を摂ってもらう、いわば母の知恵と工夫の結晶です。

「これなら美味しく食べてくれるはず。」

そう思いながら焼き上げました。

見た目も悪くない。

香りもいい。

今日は成功かもしれない。

そんな期待を胸に食卓へ並べます。

すると長男がひと口食べて言いました。

「なんか変な味する。」

続いて次女。

「おにく、きらい。」

その瞬間、私の心の中で何かが音を立てて崩れ落ちました。

あれだけ頑張ったのに。

野菜を食べてほしくて工夫したのに。

少しでも健康に育ってほしいと思ったのに。

気づけば、

「もういい!食べなくていい!」

と言ってしまっていました。

もちろん後になれば反省します。

子どもに悪気がないこともわかっています。

味覚も違うし、好き嫌いがあることも当然です。

でも、その時の悲しさや悔しさは本物なんですよね。

「頑張った料理ほど食べない問題」

不思議なことに、時間をかけて工夫した料理ほど食べてもらえないことがあります。

逆に、

納豆ご飯。

卵かけご飯。

白いご飯と味噌汁。

そんなシンプルな食事の日に限って、驚くほどよく食べる。

「昨日の二時間は何だったんだろう。」

そんな気持ちになることもあります。

ママ友と話していても、この話題は本当に共感の嵐です。

「うちも全く同じ。」

「結局、納豆が最強。」

「味噌汁とご飯だけの日の方が食べる。」

全国のお母さんたちが同じことで悩んでいるんだと思うと、少しだけ救われる気持ちになります。

理想の食卓と現実の食卓

本やSNSを見ると、色とりどりの野菜が並んだ素敵な食卓を目にします。

栄養バランスも完璧。

見た目も美しい。

子どもたちも笑顔で野菜を食べている。

もちろん素敵だと思います。

でも現実の食卓は、なかなかそうはいきません。

「今日はこれしか食べなかった。」

「野菜だけ残された。」

「結局、ふりかけご飯を追加した。」

そんな日もあります。

そしてそのたびに、

「もっと頑張らないといけないのかな。」

「栄養が足りていないかもしれない。」

そんな罪悪感を抱えてしまうこともあります。

でも、本当にそうでしょうか。

完璧を目指さないという選択

最近の私は少し考え方を変えました。

今日は好きなものを優先する日。

明日は少し栄養を意識する日。

一週間単位で見れば大丈夫。

そう思うようにしています。

毎日完璧を目指していたら、先に疲れてしまうのはお母さんの方です。

お母さんが笑顔でいることも、きっと家族にとって大切な栄養のひとつ。

そう考えるようになりました。

冷凍野菜も使います。

缶詰も使います。

レトルト食品にも頼ります。

以前は少し罪悪感がありました。

でも今は違います。

便利なものを使いながら家庭を回していくことも、立派な工夫です。

そして何より、

食べてくれることが一番大事。

そう思えるようになりました。

我が家の最終兵器「隠し野菜作戦」

それでも野菜を食べてほしい気持ちは消えません。

そこで活躍するのが、我が家の最終兵器です。

カレー。

ミートソース。

そぼろ。

ここに細かく刻んだ野菜をたっぷり入れる。

にんじんも、玉ねぎも、きのこも、時にはピーマンまで。

気づかれずに完食してくれた日は、心の中で小さくガッツポーズです。

「よし、勝った。」

子育て中のお母さんなら、この気持ちがわかるのではないでしょうか。

今日も全国の食卓で戦いは続く

今日もどこかの家庭で、

野菜を食べてほしいお母さんと、

好きなものだけ食べたい子どもたちの、

小さな戦いが繰り広げられています。

でも、それはきっと愛情があるからこその悩みです。

健康に育ってほしい。

元気に大きくなってほしい。

その願いがあるからこそ、献立に悩み、工夫を重ねているのです。

だからもし今、

「今日も食べてくれなかった。」

と落ち込んでいるお母さんがいたら、伝えたいことがあります。

大丈夫です。

悩んでいるのは、あなただけではありません。

全国のお母さんたちが、同じように悩み、工夫し、ときどき諦めながら毎日のご飯を作っています。

完璧じゃなくていい。

今日は食べてくれただけで十分。

また明日、少しだけ頑張ればいい。

そんな気持ちで、今日もまた冷蔵庫を開けるのです。

さて、明日の晩ご飯は何にしましょうか。

……やっぱり、納豆ご飯は強いですね。


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